フレキソ印刷
Flexo Printing Press
日本軟包装におけるフレキソ印刷の新しい活路…Xpressがつくるプラスチックフィルム水性という新市場セグメント。
Xシリーズ
軟包装グラビア印刷において、培ってきた技術と実績を生かし独自の視点とアプローチでフレキソ印刷の可能性を追求した水性インラインユニット型フレキソ印刷機が、軟包装の新時代を切り拓きます。
グラビア印刷 vs フレキソ印刷 機構比較
版式・製版工程・インキが違う
グラビア印刷版
グラビア (凹版) | |
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塗工量 | 約4g/㎡ (wet) |
版線数 | 175lpi 250lpi |
インキタイプ | 油性 or 水性 |
版材質 | 鉄(アルミ)芯+メッキ |
排気VOC | 燃焼処理が一般的 |
粘度 | 15-17秒(No.3カップ) |
フレキソ印刷版
フレキソ印刷版 | |
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塗工量 | 約1〜1.5g/㎡ (wet) |
版線数 | 120lpi 133lpi 150lpi |
インキタイプ | 水性(一部除く) |
版材質 | マンドレル+クッションテープ+樹脂版 |
排気VOC | 極低量のため不要 |
粘度 | 15-17秒(No.4カップ) |
インキ転移&見当合せ原理が違う
グラビア
- 高印圧(ニップ)によってインキを転写
- 圧胴下降時にテンション変動発生あり
- ドクター筋・かぶりが典型トラブル
フレキソ
- わずかな接圧(キスタッチ)によってインキを転写
- 版胴の動きは、フィルム走行に影響なし
- カラミやマージナルが典型トラブル
機械サイズ・乾燥エネルギーが違う
- フレキソなら水性化、尚且つ省エネが実現可能!
(グラビアなら、還流ドライヤK2 (PAT) で同等の省エネが実現可能)
インキング・残肉インキ・洗浄工程が違う
Inking mechanism and Cleaning process
グラビア
- 常にインキは揮発し粘度変動あり
- 版・ファニッシャ・ドクター・インキパンの洗浄
- 残肉インキ比較的多い(例:ミドル巾でも10kg前後は発生)
フレキソ
- クローズ状態でインキ・洗浄液を循環
- チャンバー容積・配管距離合せてわずか1kg程度の残肉インキ(インラインユニット型の場合)
インライン型ミドルウェブフレキソ印刷機 Xpress エクスプレス
超小ロット・超多品種少量生産に対応する基材巾600mmというミドルウェブを安定的にこなします。エリア限定や季節限定、オリジナル商品といった新たなニーズを掘り起こし、軟包装市場の可能性を広げます。
Xpress | |
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最大機械速度 | 170m/min |
リピート長 | 280-600mm (無段階リピート) |
基材巾 | 300-600mm |
原反径 | 最大 Φ400mm |
接圧制御 | サーボモータによる数値制御 |
印刷ユニット | インラインユニット型セクショナル(ギアレス)方式 |
乾燥装置 | 熱風吹付け方式(電熱・LPG・スチーム) |
参考寸法(6CST) | 約 (L)14000 × (W)2800 × (H)2800mm |
紙用インライン型ワイドウェブフレキソ印刷機
フレキソ印刷がグラビア印刷に勝る紙印刷において最大1300ワイド巾に対応する専用モデル。フレキソならではの印刷再現性と高速&水性印刷が実現できます。
Xpress (Wide) | |
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最大機械速度 | 300m/min |
リピート長 | 400-900mm (無段階リピート) |
基材巾 | 600-1300mm |
原反径 | 最大 Φ1000mm |
接圧制御 | サーボモータによる数値制御 |
印刷ユニット | インラインユニット型セクショナル(ギアレス)方式 |
乾燥装置 | 熱風吹付け方式(電熱・LPG・スチーム) |
参考寸法(6CST) | 約 (L)18500 × (W)6000 × (H)5500mm |
小ロット対応!フレキソ印刷
フレキソ樹脂版貼込み装置
Xmounter エクスマウンター
フレキソ印刷に必須となる版貼り(マウント)作業を極限までスキルレス化し、時間短縮を実現させる秀逸な装置。
エクスマウンター ミドル
エクスマウンター ワイド
ミドル巾 | ワイド巾 | |
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版胴貼込マンドレル | 軸付き方式 | スリーブ方式 |
版プレートリピート長 | 280-600mm | 400-900mm |
カメラ・モニタ | 10倍ズーム/17インチ液晶モニタ | |
概要寸法 | 約(L)1700 × (W)620 × (H)1800mm | 約(L)2500 × (W)700 × (H)1900mm |